肩こりの専門家が教えるあなたのための肩こりのブログ

日本人の健康における悩み第1位『肩こり』デスクワーク時間の増大や、ストレス社会と言われる中で肩こりの悩みは後を絶えない。そんな中あなたには、マッサージでは肩こりは良くならない事を知ってもらいその適切な対処方法を実施してもらい肩こりにおける悩みが少しでもなくなる事を期待する。

必見!筋膜リリース編 自分で行える裏技まとめ

 
 
 

理論編

筋膜について理解を深める

 3分でわかる筋膜について
肩こりに悩むあなたはテレビなどのメディアで
一度は聞いたことがあるはず『筋膜リリース』
そんな筋膜の重要性について知ってみましょう。
 
そして筋膜について知ることで
ケア方法のイメージが一段と深まるはずです。
 
 
1−2
筋膜、筋膜リリースについて理解するための④つの近道
筋膜とはその名の通り筋肉の周りを覆っている膜のことです。
筋膜の理解を深めるためにこれから紹介する
4つの例を通して知ってください
 
 
食べ物で筋膜をイメージしよう
①バナナの身が筋肉だとしたら、バナナの皮が筋膜です。
②次に鶏肉をまずは思い浮かべて見ましょう。
鶏肉の表面はヌルっとした皮のようなものが
ついてあるのを見たことありませんか?これが筋膜です。
 
スマフォで筋肉と筋膜の関係性を理解しよう
③スマフォで例えてみると
スマフォ本体が筋肉ならば、そのカバーが筋膜です。
このカバーが古びて滑りが悪くなったらどうですか?
カバーが開かなくなったらどうですか?
 
デニム生地を通して筋膜が硬くなったらどうなるかイメージしてみよう
④最後にデニムで例えてみましょう。
みなさんデニムを一度ははくことありますよね。
体が筋肉だとしたら、デニムが筋膜です。
 
これがかた〜いデニム生地だったらどうですか?
ものすごく動きにくいですよね?そして疲れますよね?
これがストレッチ素材だったらどうですか?すごく楽で動きやすいですよね?
 
筋膜リリースとはこのように、
硬いデニム生地をストレッチ素材のデニムに
変換するような作業のことを言います。
 
筋膜の柔軟性を高める作業こそが筋膜リリースなんです。
そして肩こりの痛みの原因である筋膜の捻れを
綺麗にすること筋膜リリースと言います。
 
 

筋膜を綺麗にするとどうなるの?

不良姿勢や、仕事による筋肉を酷使した際に
その表面にある筋膜にも凝りができてきます。
この凝りは円滑な筋肉の運動を妨げ、
これまで述べてきた関節のズレにも関わってくるのです。
 
そうして関節のズレが生じることで
肩こりの芯が形成される悪循環が始まります。
 
そのため、関節をケアすると同時に
この筋膜も同時にケアしていくことで
上記の悪循環を断ち切ることができるのです。
 
そうして凝り固まった筋膜は、ケアされることで
再度円滑に動くように戻る性質を持っています。
 
そこから、今後お伝えする、ピラティスなどの
エクササイズを行っていくことでより
円滑な運動を実現でき、血流が最も改善します。
 

肩こりと筋膜の捻れの悪循環まとめ

肩こり悪循環モデル
→不良姿勢、身体への負荷→関節に負担→凝りの形成
→不良姿勢、運動の不効率化→筋膜の捻れ→凝りの増大
→血液循環の悪化→老廃物がたまる→凝りに痛みが生じる→不良姿勢
 
肩こりの悪循環モデル治療過程
関節の問題(凝りの芯)→筋膜の問題(凝りの表面)
→マッサージ(循環促進)→エクササイズ(運動の習慣)
→凝りができにくい体に
 
 
筋膜の改善の前に
必ず必要なのは関節の調整。
肩こり悪循環モデル、治療過程からも分かるように
関節の問題からくる、凝りの芯を先に取り除くことで
筋膜のケアが最大限効果が出せるのです。
 
芯を取り除いて、その表面のねじれを取り除くことこそが
肩こり解消における最初のステップになります。
 
そしてこの過程を辿った場合のみ
本当の意味での肩こり解消に繋がるのです。
だから、マッサージだけ、筋膜リリースだけ、
ヨガ、ピラティスだけで肩こりが解消することはあり得ません。
 
なぜなら全ての要素が肩こり悪循環モデルを出発させるから。
体のメカニズム、肩こりが生じるメカニズムに沿って
本当の対応によってのみより良い結果を出します。
 
さらに筋膜のケアを行う際は
筋膜のつながりを使ってケアすると
より高い効果を出すことができます。

肩こりと繋がっている筋肉とは

肩こり筋肉の名称は僧帽筋と呼ばれます。
肩甲骨の上について肩から腕全体を支えているのです。
その重みによって僧帽筋は引っ張られストレスを感じ凝りを作ります。
 
これらのストレスから身を守るため
肩周りの筋肉、腕、遠くは手の筋肉まで筋膜を介して繋がっています。
 
まとめるとこうなります。
僧帽筋⇆肩甲骨周囲:小円筋、広背筋、棘下筋、菱形筋
    腕周囲:腕橈骨筋
    手周囲:母指球筋
 
なぜ⇄なのか?
それは繋がっているからこそ
お互いに引っ張りあているのです
 
例えるなら綱引き状態
片方が引っ張るのをやめても片方が引っ張っていれば
綱(筋膜)は偏った位置に存在します
 
つまり両方から適度に引っ張ってもらった状態が
最も良い状態なのです。
 

実技編

筋膜の捻れを解消する方法

①まず首の傾きから肩こりの状態を確認します。
②しんどい方向と逆の母子球(または腕橈骨筋)を抑えて10秒揺らします
③筋肉を揺らしながら首をしんどい方向に傾けて10秒続けます
④今度は首をしんどくない方向に傾けて10秒待ちます。
⑤そして筋肉の柔らかさを確認して柔らかくなっていれば
首の傾きを再度確認して見ましょう。スムーズに動きやすくなっていれば成功です。
 
 

筋膜リリースを確実に行う方法

ポイントは③つです

  • まずは手の振動や押圧によって筋肉に痛みを生じさせないこと
  • 首の動きは少し筋肉が突っ張るところまで
  • 深呼吸をしながら行うことでより深く緩ませることができます。
  • 筋膜の性質を知ること
筋膜リリースで結果を出すには筋膜の性質を知ろう
筋膜は食事のタンパク質から作られコラーゲン繊維からなる結合組織細胞である。
これらの結合組織細胞はコラーゲン(エラスチンやレチクリン)
という物質からなりコラーゲン内の物質を必要によって変化させながら
状況にあった状態に(柔軟性、運動性、凝り)に変化する性質を持っている
 
そしてそんな物質を必要に応じて自由自在に変化させる為に
筋膜に圧迫という外からの刺激を加えることで
筋膜内の物質は変化し柔軟性に富んだ組織へと変換させるのが
筋膜リリースなのである。
 
その刺激量が物質変化の鍵を握っており、
強すぎても、弱すぎてもよくない。
 
そんな刺激量の目安として、
今回痛みのない範囲で行うこと、
そして少し筋肉が突っ張るところと言う風に表現しているが
実際の感覚を完璧に再現させようとするには、
ある概念を学ぶことをお勧めする。
 
ある概念とは、タウトニングという概念である。
身体に対して、どれくらいの刺激が良い刺激なのか、
どこまで刺激を加えれば身体に変化が出せるのか?を明確にしたもので、
大人から、子供まで一般のあなたにも再現できるようにできています。
 
これを知ることで関節、筋肉、皮膚など多くの組織に対して応用可能であり
これまでの常識を覆す概念となっています。
 
これまで、セラピストはもちろんのこと、
デスクワークで肩こりに悩むサラリーマンから
ダンサーなどのスポーツコンディショニング応用など
様々な分野で多くの方に知られ、
 
まだ知らない方にはぜひ知ってほしい内容になっています。
詳しくはこちらから学んで見てください。